- 2012年8月22日 21:40
- 任意売却物語
人間は間違いを犯す動物です。私自身もいつ間違いを犯すかわかりませんから、そこはお互い様で、少々思うことはあっても、同業他社の方を安易に批判することはしないように心がけています。
しかし、それにも程度というものがあります。そこで黙っていては、間違ったことが定着してしまうおそれがありますので、聞き捨てならないことには一言申し上げざるを得ません。
親の死を知らず、債権者からの催告書で初めて相続があったことを知った人たちが、相続放棄の手続きをしなかったがために、相続人が持ち家を任意売却によって手放さざるを得なかった・・・というお話が、とある業者さんのサイトに書かれていました。
確かに、連帯保証債務は相続するというものの、親の死そのものを知らず、たまたま相続放棄の手続きをしなかったという案件において、それをよいことに、相続人の家を取り上げるという債権者がいるとは、常識的には考えにくいことです。
ひょっとして、その任意売却業者が、相続人に任意売却を余儀なくされると説明して、そのように仕向けたのではないでしょうか?
営業力という点で見習うべきところがあるかもしれませんが、顧客に対して誠実であったかどうかについては、大いに疑問が残ります。
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