- 2013年1月14日 19:34
- 任意売却物語
住宅ローンの返済に困って売却しようとしても、任意売却をご存じでなかったり、売却後も債務が残ることを恐れて、相場を無視して、とにかく残債務以上の金額で売却しようとされる方がいらっしゃいます。
相場よりちょっと高いぐらいならまだしも、中には2倍以上の価格で売り出されているケースすらあります。それでは、絶対に売れることはありません。
「ひょっとしたら、どうしてもこの物件がほしいという人が現れるかもしれないじゃないか。『絶対売れない』なんて言い切れるのか?」
一般の方にとっては、不動産取引は一生のうちに何度もあるものではありません。「いくら周りから無理だと言われても、心の片隅に引っかかりがあると、一生後悔するかもしれないので、やってみるだけはやってみたい」とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
任意売却が開始するのは、期限の利益を喪失し、代位弁済が行われてからです。通常の場合、延滞が始まってから半年余りは猶予がありますから、その間だけご希望の金額で売り出してみることもできます。そして、代位弁済が行われる時期が到来しても成約しなかった場合は、方針を任意売却に切り替えるとよいでしょう。
「半年間で売れなくても、もう少し時間をかければ、売れるかもしれないじゃないか。何とかならないか?」
それには、さすがに賛同できません。それに、そのようにおっしゃる方は、任意売却を選択すること自身に抵抗があるのではなく、もっぱら問題を先送りすることで、自らが決断することを避けたい傾向があるようです。それでは、いつまでたっても幸せになれません。
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