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任意売却が決断できない理由【正常化バイアス】

心理的に思考が歪められてしまう認知バイアスは、主に災害発生時に人間が犯してしまう誤りを例として説明されますが、その話を聞いていると、住宅ローンの返済に困った方の行動にもよく当てはまります。

認知バイアスの一種に「正常化バイアス」と呼ばれるものがあります。これは、不都合なことを認めたくないために、問題を過小評価したり、無視したりする心理のことを言います。

先日は、今年の6月まで金融円滑化法による元本猶予を受けている方からのご相談で、7月から元利の返済が始まると返済できないというご相談でした。そこで、金融円滑化法が3月で期限切れになり、その後は元本猶予が継続される保証がないことを説明したところ、妙に食いついてこられました。「保証がないということは、可能性はあるということですか?」とおっしゃるのです。

元本猶予をするかしないかは銀行が決めることですから、弊社の立場で「可能性がゼロ」と断言すればウソになります。そのことを申し上げると、もうすっかり安心したご様子。銀行に願い出れば、再び元本猶予が受け入れられるものと思い込んでしまわれたようです。

元本猶予の延長を断られたら、元利返済を開始しなければならないわけで、今日のご相談はその時のためだったはずなのですが、もうそのことはすっかりどこかに飛んでいってしまったようです。このような心理も、正常化バイアスの一種と言えるでしょう。

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