- 2014年1月16日 21:20
- 任意売却物語
売却後の残債務のことが気になって、任意売却に踏み切れない方が少なからずいらっしゃいます。
しかし、それは問題を取り違えているように思います。売却後の残債務ができる原因は、任意売却を実行するからではありません。予想できたかできなかったかは別にして、その物件を購入した時点で、今日の状況はすでに「約束」されていたことでした。
つまり、返済によって減るローン残高よりも、物件価格の下落のほうが大きかったわけで、そのこと自身はどのような物件でもほぼ同じです。一定の収入があり、住宅ローンの支払いが順調だった間は、そのことに気づいていなかっただけなのです。
そのことにいちいちクヨクヨしていたら、家を持っている人はみんなクヨクヨしなければなりません。収入があるからそれを忘れているだけなら、文字通り「知らぬが仏」です。
「これだけ快適な住まいが、たった10万円のローンの返済をすることで得られるのに、その10万円が払えない」ということであれば、確かにつらい選択かもしれません。しかし、そのような方はほとんどいらっしゃらないように思います。むしろ、生活にマッチしていない大きな家を持て余している方が少なくありません。結局は、損失が目に見える形で現れるのが少々気分が悪い、というだけではないでしょうか。
無料相談電話:0120-961-881
- 新しい: 北海道での任意売却
- 古い: 抵当権が抹消されない任意売却などありません