- 2014年10月10日 16:41
- 任意売却物語
マンションの任意売却のご依頼を受け、販売活動中のお客様から「苦情」の電話がありました。
「このマンションを買いたいと言っている人がいるらしいのに、にんすいはなぜ知らんぷりしているのか?」
なんのことをおっしゃっているのかがわからず、詳しくお話を伺ってみると、そのマンションに投函されたというチラシをFaxで送ってこられました。
「◯◯◯マンション限定でお探しのお客様がいらっしゃいます!」と大きく書かれており、条件は「予算は2500万円まで」「広さは70平米以上」「内装の状況は問わない」「入居時期は売主様に合わせます」とあり、販売中のその物件はどの条件にも適合します。ならば、なぜ内覧すらないのか、不思議に思われるのも無理はありません。
しかし、不動産業界に身を置く者にとっては、それは不思議なことでもなんでもありません。そのような「購入希望のお客様」など実在せず、マンションを売りたいと思っている人をおびき寄せるための広告だからです。
その広告に釣られて問い合わせをしたとしても、著しい被害を受けるわけではないので、あまり問題になることはありませんが、人の期待を裏切ることを前提としているわけですから、それによって目先の情報収集に成功したとしても、会社全体のイメージダウンにつながらないでしょうか。やめていただきたいと思う広告のひとつです。
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