- 2014年11月19日 17:11
- 任意売却物語
以前、任意売却のご依頼を受け、居住中のまま販売を開始したところ、内覧がさっぱり入れられないケースがありました。ご夫婦ともお仕事に休みがなく、購入を希望される方の内覧の立ち会いができないのです。
住宅ローンの返済が厳しくなり、ご自宅を任意売却されることになった理由としては「減収」「失業」が大きな割合を占めます。そのような方は、以前より仕事がずっと少なくなったのですから、心ならずもあまり時間的な制約はありません。しかし、別に仕事が変わったわけではないのに、ローンの返済が厳しい方もいらっしゃいます。
それは、元々の返済プランに無理があったケースです。収入に見合わない高額物件を購入してしまったがゆえに、購入した当初から相当無茶な返済を続けてきたものの、やがて立ち行かなくなってしまうのです。
そのような方は、夫婦ともが毎日早朝から深夜まで働き、家には寝に帰るだけ。家でゆっくりくつろいでいるヒマなどないのですから、それではなんのためのマイホームなのでしょうか。
ライフプランを見直すことで、もし無理に気づいたら、その無理をどう押し通すかを考えるのもひとつの選択肢ですが、もうひとつの選択肢として、無理なプランからの撤退、すなわち任意売却も考慮すべきです。失敗を認めたくないがゆえに「無理を続けるしかない」と結論付けることほど、バカらしいことはありません。
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- 新しい: 任意売却前に債権譲渡が行われる場合がある
- 古い: ローンの借り換えには経済的合理性が必要