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「絶対家を手放さない」と決めると失敗する

「住宅ローンの支払いができなくなったのですが、家を手放さない方法はありませんか?」

このようなご質問にたいしては、いろいろな高いハードルがあることを前置きして、簡単に親族間売買の説明をしますが、問題はその後です。「そうですか・・・ありがとうございました」 

えっ!? もういいんですか?  住宅ローンの支払いができなくなったのであれば、これからどうするかを考えなくてはいけないのに、それでは家を手放さないというまぼろしを探し求めて、フラフラとさまよっているだけに終わってしまいます。

つい最近、2月に開札を迎える競売事例を調べていたら、これも家を手放したくない一心で、わらをもすがる思いで行ったんだろう、と思われる事例がありました。少し長いですが、その占有者の陳述を引用します(公開情報とはいえ、業者さんの名前はさすがに伏せておきます)。

「本件土地建物は元々私の所有するものでした。本件競売申立債権者から競売の申立をするとの話があったので、それを避けるために知人から紹介された株式会社○○○○に買い戻しの条件付きで売却することにしました。・・・(中略)・・・7月7日に本件土地建物を○○○○に売却し、売却代金から抵当権者に対する残債務額を控除した金額を受け取っています。私としては○○○○が抵当権者に弁済してくれるものと思っていました。○○○○が支払うことにより競売にならないと思っていました。そうして期間を伸ばして9月5日までに買い戻す契約でした。」

まだ競売申立がなされていない去年の7月の段階でバタバタと売却、そしてわずか2ヶ月で買戻しとは、どのような構想だったのかが読み取れませんが、なにも根本的な解決にはならない弥縫策(びほうさく)でしかなかったことに間違いはなさそうです。「この道しかない」などと思い込んでしまうと、根本問題を見失い、失敗してしまいます。

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