- 2015年3月16日 19:44
- 任意売却 Q&A
「任意売却をするとブラックリストに載ってしまうと聞いたのですが・・・」
金融機関は、お一人おひとりの信用情報を共有しており、ローン事故などの情報が記録されます。それは任意売却をしたからではなく、任意売却に至るまでに延滞や代位弁済が生じ、その事実が記録されます。信用情報にそのようなネガティブな情報が記載されることを、俗に「ブラックリストに載る」といった言い方をします。
「ブラックリストに載る」 すなわち、信用情報にネガティブな情報が記載されると、確かに銀行融資を新規に受けることはできなくなるでしょうが、あらゆる融資が一切受けられなくなるわけではありません。融資を行う側が、それを見てどう判断するか、の問題です。
携帯電話などは、たいていのみなさんが割賦で購入されているはずですが、任意売却したからといって携帯が買えなくなるということはまずありません。また、新規のクレジットカードを作ることはできなくても、使用しているクレジットカードが使えなくなるということもほとんどありません(もちろん、例外はあります)。日常生活のレベルにおいては、ほとんど影響はないと考えてよいでしょう。
ブラックリストに載ることを恐れて、任意売却を躊躇することは本末転倒です。住宅ローンの返済が継続できるかできないかは、ひとえに収入によって決まります。収入が十分あれば継続できる、足りなければできないのです。冷静に電卓をたたけばわかることで、感情に左右されてはいけません。
無理な返済をなんとしてでも継続しようとすると、必ずどこかにそのしわ寄せをしなければならなくなります。結局、家族を犠牲にしたり、ご自身の将来を犠牲にしたりして、ただひたすら金融機関の利益のために奉仕することになってしまいます。
なお、個人信用情報の中身について、こちらのページで解説しています。
無料相談電話:0120-961-881
- 新しい: 税金の滞納を放置しているとどうなるか
- 古い: 債権回収会社とは